壱 柚子胡椒 岐 ゆず 島

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美味しんぼにも載った柚子加工品の作り手、壱岐ゆず生産組合さんのご紹介

ゆず加工場

美味しんぼといえば、有名なグルメ漫画。

その美味しんぼ98巻(日本全県味巡り 長崎編)に、壱岐ゆず生産組合の方々と「ゆべし」が紹介されているんです!

初代組合長の馬場さんや最高齢の橋本さん、現組合長の長嶋さんもマンガに登場していらっしゃいます。

加工場にはその時の取材でいらした雁屋 哲さんと一緒に記念撮影した写真が飾られています^^

美味しんぼ撮影

この壱岐ゆず生産組合さんの活動は昭和47年からスタート。

最初は馬場さんが柚子の木を10本植えたのが始まり。

そしてその後昭和59年にゆず加工施設が完成。

今は二代目の組合長に引き継がれ、33年たった今も営みが続いています。

 

初代組合長の馬場さんはとても勉強熱心な方で、柚子で有名な高知県の馬路村(うまじむら)にも視察に行ったり、新しい柚子の品種を試したり、ハイカラな雰囲気漂う素敵なおじ様です。柚子の育成等で困ったことがあったら、みなさん馬場さんに相談されています。

そんな馬場さん率いる壱岐ゆず生産組合さんには「平成四年長崎県地域農林業振興経営コンクール優秀集団の章」というプレートがあったり、表彰状もたくさんあります。また、長崎県からも認定されている施設でもあります。

壱岐島の中でも、品質衛生管理・味の完成度・労働技術力、全てにおいて優れている加工グループなんです!

 

さらに、加工場のみなさんは明るく元気な方ばかり。

以前TV取材があって、初めての生中継だったんです。

その後、無事に終わったのですが、加工場の方の一言がまたチャーミングで。

「よか冥土の土産になったたい」(笑)

みなさん、人生を楽しんでいらっしゃって、その生き様に憧れます。

 

そんな壱岐ゆず生産組合に作っていただいている最後かもしれない商店自慢の「島の柚子ごしょう」「不思議調味料ゆべし」「島の柚子シロップ」は、デザインと安心安全な衛生面もさることながら、なんといっても『美味しい!!』が自慢の商品です。

平均年齢77歳のみなさんが、丁寧につくった柚子加工品。

なにより、元気に楽しくその営みを続けられていることが、本当に素敵です(*‘∀‘)ノ

食が豊かな壱岐島。高齢化、人口減少を抱え、いつまで手に入るかわからない商品が多数あります。

私たちの仕事は、壱岐島の「これが最後かもしれない商品」の魅力と、生産者であるおじーちゃん、おばーちゃんの知恵や、小さな農業を伝えること。その営みが続くように応援し、ゆくゆくは後継者となる人の出会いを引き寄せたいと考えています。目指すは「最後にならなかった商品」が壱岐島に生まれることです。